不況の時代には、コスト競争力が勝負の分かれ目
ここ20年近く、建設業界は2011年の東日本大震災やその後の地震や台風などの天災復旧も後押しして、利益の上がるいい時代が続いてきました。ところがこのコロナ禍で一気にその景気は減速しています。そんな時代にいかに生き残るか?もちろんしばらくはこれまでの蓄積による財務基盤があれば、持ちこたえることはできます。しかし、コスト競争を強いられた時に、経験と勘に頼ってきた積上げ価格では、ダンピングしてくる同業者や綿密にできる単価とそれを支える下請け業者ネットワークを持つ他社には太刀打ちできません。そうなると、どうしたら受注減に歯止めを抱えらえるか・・。やはり、コスト競争力とそれを支える業者ネットワークの構築です。コスト競争力は、各専門工事の安くできる業者をありとあらゆる手段を使って集め、自社の「標準単価表」を月次で定期更新して、他社以上に最安値でだせるコスト力を持つことです。これにさらに提案力で特命に近い受注率を増やせば、鬼に金棒です。コロナに行く末を悩む前に地道にコスト競争力と業者ネットワークをありとあらゆる手段で作って他社に差をつけていきましょう。